diary

2018. 06. 29

北海道教育大学(札幌校)での講義

今年から、国立の北海道教育大学(札幌校)の
図画工作・美術教育分野で、
紙の工芸家として「紙を素材とした教材の可能性について」
という講義をさせて頂くことになりました
(2コマだけ)

わたしは、工芸や美術を学んだ経験はありません。
でもそんな私に声を掛けてくださった理由を自分なりに考え、
伝えたいことを何度も書き出し、頭を整理する作業から始めました。

授業では、
ハタノワタルさんの和紙を使い、
洋紙との折り心地の違いなどを体感したり、
教育現場で応用出来そうなORITO の折りを教えて
一緒に折ったり、
和紙の話をしながらディスカッションしたり。

和紙に塗られた膠の匂いを嗅ぎ、はしゃぐ学生たち……
二十歳前後の大学生は、子どもと大人の狭間にいて、
こちらも、子ども扱いしたり、大人扱いしたり、笑。
でもみんな いい子^ ^

学生たちはこの体験を通して考え感じたことを
教育の現場で活かす日が来るだろうか?

今後、年間10名程の学生を受け持ちます。
10年後には100名の学生が教育の現場に立つことになり、
小学校や中学校で、私が教えた折り方を使って、
子どもたちに和紙を折ることの楽しさや
身近な工芸として「和紙がある」という事を教えていく事になるのだろうと思います。

学生たちは、ハタノワタルさんの和紙にすっかり魅了され、
課題で出した制作を楽しんで取り組んでくれていました^ ^

教育の現場に、ほんものの和紙を教材として、
創作に余白のあるものづくりの時間が作れたら、
子どもたちの創作意欲は掻き立てられるんじゃないか。

その可能性をまずは彼ら彼女たちに自分ごととして捉え、
体験して欲しかった。
学生たちの記憶に残るような授業ができただろうか。
彼らの感想文を読みながら、
大人の階段をのぼる二十歳前後は素晴らしい年の頃ね、と。
妙に感慨深くなってしまうのでした。
歳とったなー、笑。

西洋の美術やアートも良いけれど、「日本の美しいもの」その存在はもっと子どもの頃の記憶に体験として残るものであってほしいと願います。

This post was written by 品田美里

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。